河内屋ブログ

2020.09.26

2019年かまぼこ生産量が過去半世紀で最低!

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業界新聞に衝撃的な見出しが出ていました。

2019年かまぼこ生産量が過去半世紀で最低!とのこと。

これは先ごろ農林水産省が発表したデータによるものです。

かまぼこ製品の生産量は1975年(昭和50年)が約103万トンでピークに達し、その後どんどん下降して行き、2003年(平成15年)には50万トン台と半減。

そして2008年(平成20年)には、ついに50万トンを割り込み、業界でも大騒ぎになりました。

この10年ほどは、約40万トン台を維持していますが、2019年は過去半世紀で最低の生産量になったようです。

ということは2020年の生産量は…。

間違いなく過去最低の生産量になるでしょう。

40万トンを切るのでしょうか。

かまぼこ業界にとっても新たなステージに突入の予感です。

都道府県別の生産量に関しては、新潟県と兵庫県が不動の1位、2位です。

石川県も9位に入っているので、間に挟まった富山県も順位が高いのか?と思われがちですが、例年28位前後です。

これは富山県には大きなメーカーがないということと、独特のかまぼこ文化が根付いているからだと思います。

つまり大消費圏に送り込むのではなく、地元で消費される分だけを生産しているのが理由だと思います。

河内屋は今後も富山県の蒲鉾文化を支えられるよう、高品質な美味しい製品を作って行きたいと思います。