2020.06.11
日経に大きく蒲鉾業界の原料事情が出ました!
6月11日(木)の日本経済新聞の記事です。
全国紙に蒲鉾業界の話が記事になることは滅多にないので、新聞を読んでいて朝からビックリしました。
我々も使用している北米産の冷凍すり身は、この10年間高止まりになっていて蒲鉾業界は本当に大変な状況です。
特に当社は北米産の冷凍すり身の中でも最上級であるSAというグレードにこだわり使用している関係上、原料価格は高くなる一方ですし、高いだけではなく、確保するのも大変という状況です。
新聞記事にもあるように、近年、白身の魚は欧米や中国で需要が急激に伸びています。
つまり世界中で白身魚の取り合いになっているのです。
新聞の見出しは「2年ぶり安値」と大きく出ていますが、まだまだ全然安くなっていないというのが本当のところです。
昨年の同時期より7%下がっても、高止まりしている状況は相変わらずです。
そんな原料事情のところに今回の新型コロナウィルス感染拡大…。
世界中で飲食店や外食の状況が悪くなり、白身魚の流通にも世界的に影響が出ているのだと思います。
原料事情が悪化して、安売りデフレの状況が進めば、ますます蒲鉾屋の数は減るでしょう。
もう少し原料価格が下がってくれることを祈ります。