河内屋ブログ

2019.01.09

日本経済新聞に蒲鉾業界の原料事情が掲載されました!

  • twitter
  • LINEで送る

本日の日本経済新聞に蒲鉾業界の原料事情が掲載されました。

当社も北米アラスカ産の冷凍すり身を使用していますが、同じ北米アラスカ産の冷凍すり身と言っても品質やレベルはまちまちです。

当社がどんな原料を使っているののかは、「原料のこだわり」ページを参照していただければと思います。

さて、北米アラスカ産の冷凍すり身の原料であるスケソウダラは、持続可能なしっかり管理された漁業が行われており、資源的には比較的安定しています。

昔は獲れたスケソウダラのほとんどが冷凍すり身になり、そしてそのほとんどが日本へ輸出されていました。

しかし今は世界的に事情が変わってしまって、獲れるスケソウダラの約半分はフィレに加工され、冷凍すり身に加工されるのは約半分です。

さらにその半分になった冷凍すり身を、世界中で取り合っているという事情があります。

蒲鉾業界にとっては非常に厳しい原料事情がここ数年続いており、現段階では収束点が見えない状況です。

このような状況の中で、富山県内のスーパーでは蒲鉾がかなりの安さで販売されています。

当社の蒲鉾に関しては一切安売り大量販売は行っていません。

最上級ランクの冷凍すり身を使用しているので、安売り販売が出来ないという事情もあります。

今後も原料事情が心配ですが、味や品質にこだわり蒲鉾作りをして行きます。

どこかの段階で、売価を上げる場面も出てくるかもしれませんが、その際はぜひご理解とご協力をお願いしたいと思っています。