2019.02.28
出会いもののパスタ
デリかまスタイル、沢樹舞さんの記事を紹介します。
食の世界には「出会いもの」という言葉があって、
同じ季節に穫れるもの、同じ時期に旬を迎えるもので、料理の材料として相性が良い食材のことを指します。
海のもの、山のもの、野のもの、田畑のもの。
四季折々に移り変わる旬の食材を、縦横無尽に組み合わせ、その時しか味わえない味を楽しむ。
それを「出会いもの」表現する日本料理の感性ってつくづく素晴らしい思います。
そんな「出会いもの」に当てはまるのではないかな・・と思うのが、
鮨かまの「紅ずわい」と「プチヴェール」です。
そんな「紅ずわい」と「プチヴェール」でパスタを作りました。
冬季限定商品の鮨かまの「紅ずわい」をいただく時期というのは、
わたしの畑では冬野菜の収穫期、しかも後半戦に突入している頃。
その主役となっているのが「プチヴェール」です。
ケールと芽キャベツを交配させて生まれた「プチヴェール」は、
ほろ苦さと甘味を併せ持つ、この時期にしか食べられない野菜です。
鮨かまの「紅ずわい」の優しく甘やかな味わいに、
プチヴェールのビターな後味が絡み合う、なんとも贅沢なパスタになりました。
もうすぐ春がやってくるな・・。