2019.09.19
有名な番組でかまぼこ業界の話題が!
「ビートたけしのTVタックル」にかまぼこ業界のことが特集されました!
見ての通りかまぼこ業界の原材料事情悪化の話題です。
本当に我々生産者に大打撃の状況が今も続いています。
かまぼこの原材料にはスケソウダラ(スケトウダラ)を多く利用していますが、この白身魚が世界中で取り合いになっているのです。
世界的な健康志向という側面もありますし、日本でかに足と呼ばれるカニ風味のかまぼこが世界中で作られ、世界中で食べられるようになったという事情もあります。
いずれにしても原材料の価格が値上がりし続けているのです!
このような状況の中で、人気番組である「ビートたけしのTVタックル」に日本かまぼこ協会の下村会長(名古屋の茶福水産社長)が出演しました!
かまぼこ業界の現状を広く一般の皆さんに知っていただくには良い機会だったと思います。
かまぼこ業界は本当にグローバルで、かまぼこに使える魚は世界中で開拓して来た歴史があります。
特にこのスケソウダラの「冷凍すりみ」は、日本の技術力で素晴らしい原材料となりました。
資源そのものはベーリング海で獲れるのですが、資源管理は米国が非常に厳しく管理しているので、資源量には当面不安感は無いのですが、それを取り合う状況が続いています。
一昔前はほとんどが日本に輸入され、大半が蒲鉾屋によって安定的に使われて来ましたが、今や世界中で練り製品が製造されているのです。
一方で、全国では練り製品が安く販売されているのも事実です。
特に富山県内のスーパーで販売している「赤巻かまぼこ」の安さは驚きますね。
原料もピンキリなので、各製品によって原価は当然違います。
安い製品には原価低減のための工夫と秘密と理由があるのです。
けして魔法でないはずです。
よく分かりませんが(笑)。