2009.02.20
現実と別世界
魚津にいても周辺の工場などが週休3日とか4日になって来ている…という話を聞くと、この世界的な大不況が間違いなく身近でも大きな影響として現実に起こっていると実感します。自動車や電機などに関係する会社の裾野が広いという事も実感しますし、アメリカなど日本以外の国での購買にいかに頼っていたか分かります。追い討ちをかけるようにこの円高…輸出型の企業とっては最悪の状況だと思います。
いつが底なのか分からないのが不安ですよね。全てが悪い訳ではないと思いますが、新聞やテレビは悪いニュースがトップ…。先日ホンダが販売したハイブリッド車のインサイトの受注状況は、国内受注だけで1万台を突破!しかも10日間での数字で、予定の2倍!こんなニュースはもっとトップニュースで大きく取扱われても良いと思いますが、新聞には小さくさりげなく出ていました。
経済状況がこんな状態なのに衆院予算委員会では、真顔で「誰がワインを昼食時に頼んだのか?」など情けない状況…。今回の一件は海外でも相当話題になっているようで、日本人の間違ったイメージを世界に発信してしまいました。しかもニュースを見ていたら、今回のG7会議には22名の随行があり、かかった経費は6000万円!さらに、あの問題会見の後にバチカン市国の博物館などを見学したとの事…。
何て言うか…一生懸命に経費を削って努力している我々とは別の世界ですね。