2009.07.02
剱岳 点の記
先日、蒲鉾女将と映画「剱岳 点の記」を見て来ました。木村大作監督の講演を聞いていましたので、撮影の大変さとかエピソードは前知識としてある程度は知っていました。知ってはいましたが、そんな事は全て忘れてしまうほど迫力ある映像に圧倒されました。映画好きとしては、ついつい映像を見ながら、それを撮っている環境や雰囲気を想像して楽しんでしまいます。そういう意味でこの映画は、1コマ1コマ、その一瞬に価値があったと思います。ハリウッド映画では、よく制作費ウン億円とか、1シーンにとんでもない費用をかけたという宣伝文句が出て来ます。しかし、この映画も特撮なし、全て現場撮影という事で、山のシーンは本当に剣岳の険しさや厳しさ、そして美しさや神秘さが伝わって来ました。演ずる人も、撮る人も、支えるスタッフも大変だったと思います。間違いなく1シーンを撮る価値はハリウッド映画並みと言えるでしょう。
出演者も良い味を出していました。特に柴崎芳太郎役の浅野忠信さん、宇治長次郎役の香川照之さん…最高でした。映画全体に富山弁はたくさん出てくるし、富山県の良いPRにもなっています。
この物語を通じて点の記の事や、測量官の事も知りました。原作の小説もいつか読んでみたいと思います。
ところで、この映画とは関係ありませんが、8月に立山に登ろうと思っています。富山県人はだいたい小学生か中学生で登っているのですが、富山出身ではない蒲鉾丹右衛門は登った事がありません。しかも富山生まれの蒲鉾太郎も諸事情で登った事がない!今年こそは登って富山県人を宣言したいと思います(^^)。