2009.10.06
富山独自の伝統文化「細工蒲鉾」を考える
今日は富山県蒲鉾組合青年部(蒲友会)で勉強会を開催しました。講師には、テレビの「鑑運!なんでも探偵団」でお馴染みの大熊敏之准教授(富山大学芸術学部)に来て頂きました。演題は「細工蒲鉾~その歴史とデザイン改革」。先生は形に残らない無形の芸術性や、歴史ある正統な美術、工芸を研究されていて、その一環として、富山県の細工蒲鉾を大変高く評価して頂いている方で、楽しく有意義な話を聞く事が出来ました。今回、改めて富山県の細工蒲鉾の歴史と、希少性を知る事が出来ました。特に、全国で細工蒲鉾がまだ残っている中で、富山県が県の全域で地域の地場産業として成り立っている唯一の県であるという事も分かりました(^^)。そして感じてはいますが、全国的にも飛び抜けて形や寸法が大きくて、細工が極めて丹念、さらに価格も飛び抜けて高い!という事が分かりました。
先生の話では、今の状態では20年後に富山県の細工蒲鉾は衰退する…との事で、今から形やデザインを改良して行かなくてはならない!とアドバイスを頂きました。
富山県伝統の細工蒲鉾…河内屋もしっかり伝承して行きたいと思います!