2010.11.13
第3回資源委員会
全国蒲鉾組合の中にある資源委員会という委員会に参加しているので、東京で開催された第3回資源委員会に出席して来ました。今回の議題は、すり身の現状と今後の状況についてや国内外の資源状態、そして来年2011年の米国スケトウTACの問題など盛りだくさんでした。現在の蒲鉾業界を取り巻く環境は大変厳しいものがあり、また時代の変化も激しいので蒲鉾業界も色々と大変です。ビックリしたのは、現在、蒲鉾組合に所属している全国の蒲鉾屋の数です。最新のデータで約850社だと聞きました。僕がこの業界に入った約16年前、全国には蒲鉾屋数2200社と教えてもらったのを記憶しています。富山県内の蒲鉾屋66社でした。その後、詳しくは分かりませんが5年くらい前は1400社ほどと聞いて減ったもんだな・・・と思っていました。それが現在では850社。約16年間で1350社も減ったという事実にビックリしました。約60%減です。富山県は現在、確か39社とか聞きましたので、27社が無くなり約40%減という事になります。全国に比べると富山県内はまだ蒲鉾屋が多いという事になるのかもしれません。いずれにしても日本人の食生活の変化、食品の多様化のうねりの中にある事は間違いありません。さらにスーパーや量販店などでは、異常な低価格競争が展開されています。あの低価格を見ると品質はどうなんだろう?と思ってしまいますが、最終的には消費者の皆さんの選択なので、ここでは何とも言えません。これから蒲鉾屋にとっては繁忙期を迎えますが、皆さんに美味しい!と言って頂けるような、良い蒲鉾を今後も作って行きたいと思います。