2011.10.11
蒲鉾丹右衛門in東北
取引先の業者会で東北を訪問した事をブログに書いておきます。よく考えたら蒲鉾業界の会合やイベントで仙台には何度も訪問した事がありますが、会議のホテル内と懇親会の夜の街しか行った事がないというのが実情で、今回訪問した場所は全て初めてでとても良い機会でした。
仙台駅を降りて直ぐに行ったのが瑞鳳殿。仙台駅の近くにこんな凄い観光施設があるとは思いませんでした。戦国時代が好きな人にとっては最高ですね。さすが独眼竜政宗と言われた戦国武将の墓所です。資料館にも貴重な資料がたくさんありました!
その後は一路、松島の宿泊場所へ移動。松島も初めての訪問でしたがホテルから見えた景色は感動的でした。震災前は養殖のいかだがあったりと少し違う風景との事でしたが、美しさは変わりませんでした。また、松島湾も津波に襲われ海岸線は130cmほどの浸水被害に遭いましたが、多くの島が防波堤の役割を果たし他地域のような壊滅的な被害を免れたとの事でした。
翌日は松島湾の直ぐ近くにある瑞巌寺の見学。あいにく本堂の外観は工事中で見れませんでしたが、貴重な資料をたくさん見る事が出来ました。驚いたのは参道まで押し寄せた津波の到達点。本堂まで行かなくて本当に良かったです。
写真は参道を本堂側から海に向かって撮影したところ。左の参道奥に見える参門の向こうはすぐ松島湾、右に小さく立っている看板が今回の津波到達点です。ここは大きな被害が無くて本当に奇跡的だと思いました。
その後、伊達政宗が再建したという東北地方最古の桃山建築の五大堂を見学し船乗り場に向かいました。この五大堂は地震や津波の被害を免れて大丈夫でしたが、周囲にあった燈籠は随分倒れていました。やはり地震の大きさも相当なものだったと想像できます。
今回は松島の船乗り場から塩釜まで松島湾の遊覧船で移動しました。船に乗って直ぐにカモメが船の周囲に集まってテレビで見たあの風景と一緒でした。今回、塩釜まで行く途中の沿岸部の景色はニュースなどで何度も目にしてきた光景なのですが、自分の目でその場に立ち本物を見ると本当にショックを受けました。この建物がこのように壊れる、あの施設がこんなひどい状態になるとは・・・という思いが何度も沸き起こりました。下船して仙台空港までの道中はさらに激しく、バスの中も会話が無くなってしまいシーンとしてしまいました。今回の東北への旅は復興支援で東北に行こう!東北でお金を使おう!という事で、このような企画になりましたが、僕のブログでも被災地の報告をするのではなく、大変素晴らしい観光地を紹介させて頂きました。最後の仙台空港は津波に襲われた映像が印象的でしたが、見事に復活していました!今後も力強く復興して行くと思います。今回被害に遭われた方の心が早く休まる時が来て欲しいと思いました。