2012.06.20
富山県蒲鉾水産加工業協同組合の第63回通常総会に参加
何だか長いタイトルになってしまいましたが、要するに富山県の蒲鉾屋で作っている組合の総会に参加して来ました。今まで父がこの組合で副組合長を務めていたという事もあり、富山県の蒲鉾組合には父が参加して来ました。しかしこの度の件で、僕が初めて総会に出席したわけですが、部屋に入ってビックリ、結構人数いるなぁ・・・つまり蒲鉾屋はそれなりにまだあるんだな・・・というのが感想でした。そしてよく話を聞くと昔はこの倍の人数がいたと・・・。それがどんどん時代とともに減少している訳です。もともと後継者不足が叫ばれていた業界であり、それが原因で廃業する蒲鉾屋が多かったようですが、最近では経営上の行き詰まりから倒産に陥る会社なども出て来て、蒲鉾業界を取巻く環境は一層の厳しさを増している印象は持ちました。今年は役員改選に当たる年だそうですが、21人いた理事を3人減の18人体制にする事も決議されました。さらに廃業した蒲鉾屋が持っていた出資分の引き受けてがいないという事で、出資金減額も決議されました。何だか後ろ向きな話が多い総会でしたがこれも現実なのでしょう。とにかくこういう環境の中にあって、我々はもっともっと情報を発信して存在感を出して行かなければならないと感じました。みんなで渡れば怖くないという時代も終焉を迎えているし、組合の存在意義も見直さなければならないと思う反面、震災で被災した地域では国や県の補助金、義捐金など一企業に直接という事より、組合経由の方が資金の流れが早かったなどの話も聞きますので、一概に組合が不要という話にもならないと思います。これから徐々に色々な事を考えて行きたいと思います。ちなみに今回の役員改選で僕は新任理事になりました・・・。