2012.07.28
ソルブリッジ国際大学
久々に韓国に行って来ました。2006年富山JC理事長時代にJCI世界会議ソウル大会で訪問した以来なので6年ぶりです。今回はPTA会長として実は行って来ました。まさか自分の人生でPTAの関係で海外に行くとは想像もしていませんでしたが、こういう機会を頂いたので積極的に参加をして来ました。訪問したのは大田広域市にあるソルブリッジ国際大学。
この大学はウソン大学に所属しているカレッジの一つで、世界より優秀な教授陣を迎え、30か国以上もの国から集まった学生たちに英語で教育をしている大学です。蒲鉾娘の通う高校が英語教育の提携をする事が決まり、今回初めて1年生が2週間の米国ホームステイの後に、そのまま日本には帰国せずにこのソルブリッジ大学で1週間英語研修しており、その授業風景やどんな教育をしているのか?学校の環境はどんな感じなのか?という事を目的に視察に行って来ました。
子ども達は2週間の米国ホームステイ生活で英語漬けだった生活をしているせいか、ネイティブの英語講師による完全な英語だけの授業を苦戦しながらも一生懸命受けていて、こんな環境で英語を学べば1年ほどで相当なレベルに行くのだろうなと想像できました。内容は英語を学ぶコースなのですが、とにかく分からない事は身振り手振りでもコミュニケーションを取り、日本式のように正しい文法からという感じではありませんでした。また座学では飽きてしまうからなのか、身体を動かした方が良いからなのか、子ども達の集中力が切れないように色々な工夫を凝らしているという事に感心しました。こういった授業風景は映画やテレビでも何度も目にしている風景なのですが、実際にその場に立ってみると色々と感じる事がありました。日本はどうしても受験というものがあるので、受験型の英語勉強になってしまいますが、中学、高校、大学と英語を学んで英語をしゃべれないという悲劇を脱却する為にも、せめて英語だけは話せる若い世代を教育して、世界で戦える人材を日本でも作っていかなければならない・・・とつくづく感じました。
上の写真はカフェテリアです。つまり日本で言う所の学食。日本の大学も学食はだいぶお洒落になったと聞きますが、ハード面というよりメニューも含めてソフト面がやっぱり日本とは違うな・・・と思いました。カフェテリアは食事の場ですが、場所を変えて議論、雰囲気を変えて議論、食事しながら議論みたいな感じにも自然と利用しているんだなというのが何となく伝わって来ました。
こんな環境で勉強が出来る子ども達は本当に羨ましいと思います。ちなみに大田広域市というのは韓国で5番目の都市で人口も約150万にと大きな都市です。しかし観光地では無い為に観光客もいなくて、基本的に海外から来た人をもてなすとか、海外から来た人の為にという市民意識というか行政意識の無い所でした。つまり会話も文字も韓国語だらけという事です。世界から来た学生たちは、ここで学ぶと英語の他に韓国語の会話もマスターしてしまうそうです。
校内を歩いていて僕の大好きな安倍元総理の写真を見つけました。安倍元総理はソルブリッジ国際大学で名誉博士号か何かを取っているようで、昨年にご夫婦でソルブリッジ大学に来られたそうです。今回は特別に安倍元総理夫妻が泊まられたVIPルームも見せて頂いたり、色々な体験が出来て本当に良かったと思います。
まだまだ報告する事はたくさんあるのですが、とりあえずソルブリッジ国際大学へ訪問した感想をブログに記録しておきます。この度、お世話して頂いた副校長先生、一緒に参加して頂いたPTAの皆さん、ソルブリッジ国際大学関係者の皆さん、そしてグローバルセンターの高地さん、本当にありがとうございました!