2014.03.11
ISO22000で徒然なるままに…
今日は3月11日ですね。あの大震災、大津波から3年の月日が経ちました。復興が進んでいるのか否かは北陸に暮らしていると何とも実感しがたいですが、ただ確実に月日が経って行く事だけは日々色々と実感します。原発問題も出口が見えずに苦しい状況です。少しでも早く、3・11以前の生活に戻れるように願うばかりです。
さて、昨日は当社が認証取得しているISO22000(食品安全マネジメントシステム)のサーベイランスがありました!
当社は2007年に蒲鉾業界、食品業界でもかなり早い段階でISO22000を認証取得しており、そういう意味では運用に関しては成熟度が上がって来ていると思います。しかし一方で、世の中の食品に関する環境、消費者の意識、食に対する信用、信頼、あるいはアレルギーの問題等々、本当に目が回りそうなほど激変の連続です。このような大波の中を少しでも安心して安全に航海できるツールとして、ISO22000の維持は重要であると考えています。特に当社のような小さな船には必要であると、今では社員全員が考えているので、大変ではありますが今後も頑張って行きたいと思っています。
審査では審査員が工場の実際の状況をリアルタイムで監査するという事で、相変わらず早朝からのスケジュールが組まれていました。5時40分審査員会社到着、6時00分初回会議、6時20分前回の観察事項の対応状況確認など、6時50分工場内での現場審査、9時00分からはFSMS運用・実施状況についての文書審査と続き、最後はトップマネジメントへのインタビュー。
相変わらずハードな日程でしたが、工場長を中心にみんなよく頑張ってくれたと思います。今回の最終会議でも特に大きな指摘事項はなく、観察事項7項目に収まったのはその証拠だと思います。
しかしいつも思うのですが、この監査だけで会社の全てをチェックできる訳ではありません。あくまでもサンプリングの監査であり、本質はしっかり水平展開され会社内でシステムが機能しているのかどうか?という事が一番重要です。そういう意味で認証を継続維持して行くには、日頃から会社の仕組みの中に普通に組み込まれ、日々それを実行し、記録して行く事が大事です。そして意味も分からずそれを実施し続けるのではなく、一つひとつの目的や意味を理解して行動できる社員が何人いるかで会社の実力というか底力が変わって来ると思います。当社はまだまだ努力しないと行けない点が多々ありますが、頑張っている点も多くあります。とにかく志を高く、目標を高く設定しないと意味がないので、これからもポジティブに考え、頑張って行きたいと思います。