2014.11.19
安堵と困惑･･･
2014年7月から9月期のGDP速報値が年率換算で▲1.6％というのは、ニュースを見ていると随分驚きと想定外的な言われ方をしていますが、少なからず食品業界に携わっている者とすれば、今回の数字は想定内というよりは、肌感覚でも日頃から実感している通りというのが感想ですね。消費税率のアップはもちろんの事、最近の円安基調で原材料を輸入に頼っている食品業界にとっては、じわじわと悪い方向に効いて来ているような雰囲気で先行きが本当に不安です。
そして安倍首相は昨夜、来年2015年10月に予定されていた消費税率10％への引き上げを1年半先送りにすると発表しました。これには本当に安堵したというか、この状況で消費税率アップなど有り得ないし、ましてや10月から変更など年末に繁忙期を抱える我々にとっては信じられない時期だと思っていただけに本当に良かったです。
しかし、衆院を解散に踏み切るという意向も同時に表明･･･12月に選挙･･･有り得ません。2年前の時は早く政権が変わらねばという危機感もあり、仕方ないなという雰囲気でしたが今回はそういう雰囲気はまるでありません。一応、争点を出していますがあまり説得力がないな～というのが実感です。安堵と困惑が同時に来たというのが本音です。