2015.03.20
夢と絆～拉致が全てを奪い去った･･･
久しぶりに時間というかスケジュールが合ったので、珍しく「にいかわ政経懇話会」の3月度例会に参加して来ました。講師は新潟産業大学経済学部准教授の蓮池 薫氏。中央大学3年生の時にあの国の工作員に拉致され、24年間もあの国で不本意な人生を余儀なくされたあの蓮池さんです。演題は「夢と絆～拉致が奪い去ったもの」でした。
僕は蓮池さんの本を読んだ事があるので、その内容を思い出しながら話をじっくり聞く事が出来ました。この理不尽な拉致という行為によって、蓮池さんは命以外の全てを奪われた･･･一番つらかったのは夢を奪われた事だったと話されました。しかし、その後の決断というか覚悟というのは本当に凄い忍耐力というか精神力だったと思います。ご両親の気持ちも今の自分と重ねると、本当にひどい事件だったのだと改めて思います。この拉致被害者の帰国、ただ取り戻せば良いと言う訳ではありません。帰国後に時間の空白を埋めて、今の蓮池さんのように夢と絆を取り戻せるかという事が重要です。そういう意味でもう時間が無い！早く解決しないと何も取り戻せない！という事になってしまいます。2006年のJC現役時代に横田滋さん、早紀江さんの講演も聞き、ご両親の悲痛な気持ちを聞きましたが、すでにあれから時間も経過しています。政府関係者には何としてもこの問題を前に進めて欲しいと思いました。
