河内屋社長ブログ蒲鉾丹右衛門の徒然なるままに…

2015.05.13

釜山で徒然なるままに…#3

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2015年5月13日釜山8.jpg

 釜山での場所がよく分かっていないのですが、スケコのオークションが開催されているという事で急きょ見学する事が出来ました。スケコ・・・要はたらこの事です。蒲鉾の原材料はスケトウダラ(スケソウダラという言い方が馴染みあるかもしれませんが、標準和名がスケトウダラなのでここではスケトウダラと書きますね)が有名ですが、このスケトウの春の漁にはお腹に魚卵が含まれます。魚卵つまりたらこが重要な商材なのです。ちなみに身の方は蒲鉾の原材料になるのです。
 このスケトウダラの獲れる海域がアラスカのベーリング海やロシアの海域なのです。ベーリング海で獲れたスケコのオークションはシアトル、ロシア海域のものが釜山で行われます。つまり今回はロシア海域で獲れたスケトウダラのスケコのオークションをたまたま見る事が出来たという訳です。
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 蒲鉾業界にいると原材料の動向が非常に気になり、常に色々な水産系の新聞や商社などからの情報に対してアンテナを張っています。特に最近の急激な為替の変動には頭が痛く、輸入に頼っている現在の食品業界は皆さん一緒だと思いますね。その中で蒲鉾の原材料の話題と一緒に記事になって出て来るのがこのスケコの情報なのです。という事で、仕組みに対する知識だけは分かっているのですが、今回初めて実際のサンプルを検品している場所に参加する事が出来て色々と勉強になりました。やはり新聞記事で読むイメージや人から教えてもらうイメージとでは違いますね。
 日本人の方がたくさん来てチェックしていましたが、九州から団体で来ている明太子関係の皆さんです。5会場くらいをタイトなスケジュールで周るのですが、どの部屋でも並んでいるサンプルの詳細情報の紙と透明の使い捨てビニール手袋を渡されます。そして端から全部チェックして行くのです。人によってチェックの仕方は色々でした。僕も全てチェックしてみましたが、正直何が良くて何が悪いのかよく分かりません。もちろん参加している会社によって目的としている品質はそれぞれなので、仮に上級品となっていてもA社にとってとB社にとっては合うか合わないかは評価は違うのです。改めて業界が違えば全く景色が違うなと感じました。
 とにかく予定にはない事を体験できたのはラッキーでした!何だか珍しくマニアックなブログになってしまいました・・・一応記録という事でアップしときます。
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