河内屋社長ブログ蒲鉾丹右衛門の徒然なるままに…

2016.02.08

かまぼこ四方山話・・・

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2016年2月8日大手町RC卓話1.JPG

 富山市にはロータリークラブ(RC)が7クラブあるのですが、そのうちの1つ富山大手町RCに所属している友人から卓話を頼まれてしまい、この度初めて富山大手町RCさんの例会に参加して来ました。テーマは「かまぼこ四方山話」ということで、かまぼこ業界の話やかまぼこの話、そして北陸新幹線開業後のかまぼこ業界の動きなど、河内屋の話を交えながら会社のPRをさせて頂きました。皆さん、かまぼこ業界のことなんて興味も無ければ関心も無いというか、考えたことすら無いというのが正直なところだと思います。そういう意味では良い宣伝になりました。
 今回、お話するにあたって久しぶりに蒲鉾業界の現状を数字的に見ましたが、全国の蒲鉾の生産量は激減しています。昭和50年に100万トン生産していたものが今や半減の50万トン。1世帯当たりの水産練り製品に対する支出額も平成5年は13,400円だったのに、平成26年は8,721円。こういった数字からも分るとおり、全国の蒲鉾屋さんも半減!という現実。僕が蒲鉾業界に身を投じた1993年には全国で2,200社あった蒲鉾屋さんが今や700社を切っているとのことです。富山県は全国の数字よりはまだ良い方ですが、1993年に66社あったものが2016年1月現在で31社!蒲鉾屋としては本当に激動の時代を生きているのだと実感しますね。食の多様化、あるいは洋食化という時代の流れの中で、今後どう生き残っていくか?自分自身、卓話というきっかけをもらい、色々と業界のことを考える良い機会でした。つたない話を聞いてくださった富山大手町RCの皆さん、ありがとうございました。
2016年2月8日大手町RC卓話2.JPG