河内屋社長ブログ蒲鉾丹右衛門の徒然なるままに…

2017.10.17

ヤマト運輸の送料値上げに関して色々と思うこと・・・

  • twitter
  • LINEで送る
2017年10月17日ヤマト運輸送料値上げ.jpg
 ヤマト運輸の本格的な運賃値上げが実施され始めましたね。一般のお客様には既に10月1日から実施されていますし、法人契約に関しても年間の取扱量に応じて水面下で激しく交渉が行われていると噂を聞きます。かくいう当社も激しく?水面下?でもないですが、詳しくは書けませんがここまで色々な話し合いが行われて来ました。当社にとっても通信販売に関しては今や事業の柱の一つであるということは間違いありませんし、お客様に送料をいくらで提示できるか?ということは売上にも大きく影響されることなので真剣です。
 もちろんヤマト運輸さんにとっても真剣な話であることは理解しています。インターネットの普及にともない大きなビジネスモデルの変化や巨大なアマゾンの出現。宅配マーケットが急激に伸びているのは生活していて実感するところです。一方でドライバーさんの不足、人手不足、労働力不足が追い討ちをかけています。増税や社会保険適用範囲の拡大などもコスト増に繋がっている!さらには最近の働き方改革?社会の制度や意識が急激に変わる中で運賃値上げに舵を切るのも理解は出来ます。当社も同じ状況ですからね・・・。
 一方で世の中には送料って取るの?送料無料でしょ?など、送料に対する感覚がアマゾン状態?あるいは量販店や商業施設などの施策による送料無料や送料込み価格しか利用しない人も存在するのは確かです。果たして送料は誰が払うのか?自分で届ける代わりに、モノを移動するというサービスを享受する以上、サービスを受ける人が送料を払う・・・というのが基本中の基本だと思うのですが、これが難しいという世の中になったのも事実です。
 ヤマト運輸さんのHPを見ると、北陸から東京までの送料は、60サイズで税抜840円、税込みだと907円です。さらにクール料金216円(税込)を加算すると1,123円(税込)ということになります。事業所に持ち込むと▲100円とか、クロネコメンバーズ会員だと色々と割引サービスがあるなど細かいことは別にして、それくらいかかるということですね。
 送料無料になった場合はこのコストを誰が払っているのでしょうか?送料込みギフトの場合は、送料を除く商品の本当の価値は一体いくらなのでしょうか?沖縄や北海道に送った場合はどうなるの?この仕組みの影に隠れた事実はどうなっているのでしょう?不思議です。
 ということで、送料を取巻く状況は色々とありますが、河内屋では下記の通り年内は対応させて頂きます。
 ■富山県内へのお届け:500円(税込)
 ■本州・四国・九州へのお届け:750円(税込)
 ■北海道・沖縄へのお届け:1,200円(税込)
 これが安いのか?高いのか?という議論はあると思いますが、企業努力で年内は頑張ろうと思っています。しかし来年以降は少し検討しようと思っていますが・・・。
 ちなみに写真は河内屋の送り状です。ヤマト運輸さんと河内屋専用の送り状を永年製作しています。それほど密接にヤマト運輸さんとは一緒に仕事をして来たという自負があります。もちろん佐川急便さん、郵便局さんにも荷物は出していますが、量は比較になりません。とにかく運送会社さんとは今後も良きパートナーであり続けたいと思っています。