河内屋社長ブログ蒲鉾丹右衛門の徒然なるままに…

2018.10.05

築地市場閉場

  • twitter
  • LINEで送る
2018年10月6日築地1.jpg
築地市場がいよいよ閉場ということで閉場の前日に少し寄って来ました。
築地市場は僕が蒲鉾業界に入ってから縁が出来た場所であり、先代と一緒に最初に挨拶周りをした場所でもあって本当に色々と思い出があります。
先代はいつも勝どき門から出入りしていたので、僕も正門ではなくていつも勝どき門を利用していました。
2018年10月6日築地2.jpg
そして厚生会館!ここもよく利用しました。
最近はあまり利用していませんでしたが、ここの畳の部屋で寝たのが懐かしいですね。
そして築地と言えばこの雰囲気!
2018年10月6日築地3.jpg
この雰囲気も無くなるかと思うと少し寂しいです。
自動車業界から水産業会に転職をした時に、本当に不安だらけでこの先やって行けるのだろうか?と思ったものです。
築地市場の迫力に圧倒されたのも事実ですし、見るもの全てが分からない、ルールも仕事も分からない・・・というスタートでしたから当然と言えば当然なんでしょうけど、あの頃の自分の姿が本当に懐かしい!
2018年10月6日築地4.jpg
築地の迫力ある姿は今でも好きなのですが、仕事が分かって来て、業界にもだんだん慣れて行くとともにこれで良いのか?と思うことも多々出て来たのも事実です。
特に衛生面・・・。
真夏の時期は特にそう思います。
時代も一気に食に関わること、食品に関わること、衛生面も含めて様変わり。
耐震とか東京オリンピックなど関係なく、築地市場の衛生環境などを変えないとダメだな・・・と思っていました。
当社もそんな時代の変化を肌で感じて2007年にISO22000を認証取得しました。
そういう意味では、色々とゴタゴタしましたが豊洲への移転は時代の流れなんだと思います。
築地ブランドには今でも憧れみたいな感覚がありますが、今後は何十年もかけてまた次の世代にとっての豊洲ブランドが出来て来るのでしょう。
2018年10月6日築地5.jpg
様変わりと言えば、場内をウロウロと歩く観光客も時代とともに変化しました。
この数年のインバウンドの多さにもビックリです。
とにかく色々と教えてもらった築地市場には感謝です。
場外は残るようなので、今後の築地地区の発展を見守りたいです。
もう場内をターレにぶつかったり、轢かれそうになることもありません(笑)。
ちなみに豊洲ではガソリン車のターレは使用禁止とか・・・これも時代ですね。