河内屋社長ブログ蒲鉾丹右衛門の徒然なるままに…

2022.10.26

軍艦島に上陸…出来ませんでした!

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今回の長崎再訪で世界文化遺産である軍艦島上陸周遊ツアーに参加しました。

過去に何度も長崎に行っているのに今回初めて参加することが出来ました!

幸い天候にも恵まれ、海の状況も天気予報を見る限り大丈夫そう。

ということで写真の船に乗り込みました。

カタラマン船(双胴船)なので安定はしているな…と思っていましたが、その後は結構大変でした。

途中の高島までは問題なかったのですが、だんだん風が強くなって来て白波も立つレベル。

僕が船長なら間違いなく引き返すレベル。

頭の中は知床半島の事故のことをどうしても考えてしまいました。

海の怖さをしらない乗船客の皆さんは、中には歓声をあげて楽しんでいました。

僕は、もしここで横転したらどこに自力で泳ぐか?など考えたり、子供は乗船してないか?など周囲を気にしていました。

そして軍艦島には来ましたが、上陸は出来ませんでした。

このウネリではまず無理です。

島の風下に入ると少しは落ち着きましたが、それも長続きはしません。

なかなか緊張感のある軍艦島の周遊となりました。

しかし初めて見る軍艦島は、その歴史や規模も含めて感動しました。

この島の直下に600mもの立坑があり、そこからさらに四方八方に坑道が拡がっているという事実。

本当に凄いです。

そして最盛期には5,300人もの人々が住んでいたという事実。

エネルギーが石炭から石油に変わる変遷の中で、軍艦島も役割を終わり1974年1月に閉山。

その後4月には無人島になり現在に至るそうです。

この間に風化した建物の無残な姿が今の姿です。

遠目ですが独特の雰囲気を見ることが出来ました。

出来れば上陸したかったですが、こればかりは仕方ありません。

いつかまた来てみたいと思います。

最後の写真は、高島で撮影した三菱財閥の創業者、岩崎彌太郎の像。

当時、グラバー商会が傾き苦しい経営となっていた高島炭鉱を買い取り、事業として大きくして行きました。

見るもの、聞くこと、全てが当時のダイナミックさを感じます。

それにしてもスリルのある船旅でした。

ちなみに途中からほとんどの皆さん、船酔いで静かになっていました。

僕は全く問題なく、ずっと船長の操船を見ていました。

やっぱり荒れた海に慣れているのか、操船は上手いと思いました。