河内屋社長ブログ蒲鉾丹右衛門の徒然なるままに…

2022.06.09

新設備を導入しました!

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新しいボールカッターが運ばれて来たときは、正直その大きさにビックリしました。

図面上では何度も確認していて頭では分かっているものの、やはり実物を目にすると迫力が違います。

工場の搬入口に近づけば近づくほど大きくなって行く印象。

しまいには本当に設置出来るのか?

とマジで思いましたね。

搬入口から機械が入ってから、目的の設置場所までは色々と難関があるのですが、こういう重設備を運んだり設置したりする職人さんたちは独自の道具を駆使して本当に上手いこと仕事を進めて行きます。

導線の事前準備や確認、段取りはもちろんのこと、やはり最終的にはコミュニケーションだと思いました。

そして仕切る人のリーダーシップ。

見習うべきことがたくさんありました。

そして計画通りの設置場所に無事に鎮座したときは過去にない迫力と風景。

構想を頭に描いていた通りの雰囲気で収まりました。

正直言って想定以上に良い感じに収まった気がします。

今回はこの大型の装置を導入するに当たって、現場のレイアウトもかなり変更をしました。

工場内のレイアウト変更というのは電気周り、配管周り、色々と影響が周囲に及ぶので、地道な努力をコツコツと実施してきた積み重ねもあります。

今回は以前より大きな機械が入ったにも関わらず、スペース的には広くなり仕事がしやすい環境を整えることが出来ました。

搬入された機械装置を見て、つくづく蒲鉾業界は装置産業だな…と思いましたね。

こんな設備がないと蒲鉾って製造出来ないのか?

商売出来ないのか?

色々と思うことはたくさんあります。

もちろん手仕事や昔の方法でも蒲鉾は作れます。

しかしそれでは未来は思い描けないのも事実。

現在の蒲鉾業界は歴史的な原料高、そして不安定な世界情勢に加え全てのエネルギー高。

さらには円安という過去にない何重苦に陥っている状況ですが、

とにかく地道に一つ一つの問題に立ち向かって行きたいと思います。

今回の設備投資もその一環だと思っています。